上藤(うえふじ) 美紀代(みきよ) (61)

①活動をはじめたきっかけ
アナウンサーという職業や父親の介護を通して、声には人を癒し活性化させる力があると確信する。2005年、ホスピスや緩和ケア病棟などで朗読と傾聴の活動を始めた。
②活動内容
安心や慰めを与える温かい声で働き掛け、相手の心を癒し、心を開くように促し、相手が自ら声を出し活性化するように助ける行為である“ヴォイスセラピー”を提唱。声に心を乗せて語ることで、普段は無表情で反応の薄い患者がにこやかに話をするようになる。効果は患者だけにとどまらず、介護する家族や看護師などケアする人の癒しにもなっている。2017年からは少年鑑別所での活動も開始した。