野地(のじ) 智子(ともこ) (64)

①活動をはじめたきっかけ
1988年、ろう者の夫妻に誘われ、手話サークル「かざぐるま」に入会した。
②活動内容
2歳の時に聴力を失う。健聴者との交流は苦手だったが、手話サークル仲間との出会いを機に1992年、保育園や学校、市民センターで手話教室の講師を始める。聞こえないとはどういうことか、不便だけど不幸ではないことを正しく理解してもらう活動の他、手話奉仕員養成にも携わっている。また災害発生時には避難所で、聴覚障害者の安全を守る活動なども行う。手話言語の普及活動が実り、行政主催の事業で手話通訳者が派遣されるようになっている。